“HGT 最低/最高高度”にはこのDEMファイルに含まれている
標高の最低値・最高値が表示されています。
単一マップであれば、この値に合わせて下部の”最低/高最高度”を
設定すると、良い感じにマップが生成されます。
もし複数のマップで異なるDEMファイルを使う場合は、各DEMファイルの
最低値と最高値を調べて、全マップで”最低/高最高度”を統一すると
マップ間での高度に対する違和感が軽減されるかと思います。
値を設定したら[OK]ボタンを押すとマップに反映されます。
DEMファイルをそのまま使わずに一度加工してから使いたいなら
[EXPORT]ボタンを押してください。
高度画像をPNG/JPEG/TIFF/GIF/BMPのいずれかで
保存することができます。
DEMファイルを読み込むと[HGT DEM]というボタンが追加されます。
通常は地球の陸地の高度に合わせて、-418m~8848mの範囲で
白黒画像が生成されますが、[HGT DEM]ボタンを押すとこの範囲を
変更することができます。
バージョン 0.8.1.0から、高度にHGT形式のDEMファイルが
使えるようになりました。
DEM(高度標高モデル)の詳細についてはウィキペディアなんかを
見てください。
対応する形式は、正方形2バイト整数型ビックエンディアンの
バイナリファイルで、拡張子は”*.hgt”のみです。
HGT DEMファイル
あとはSGB Map Makerで8の地形番号の中でBとCに該当する
ものをダブルクリックで”x”にして[表示を更新]ボタンを押せば、
「ほとんどAだけどちょっとだけDがある」マップが出来上がります。
「地形の散布量は先に登録された物ほど多い」
…という仕組みを利用すると、広大な地形のごく一部にだけ
異なる地形を点在させることができます。
この画像のように同じ高さを4つ並べ、メインの地形をAに、
点在させたい地形をDにセットします。BCは何でもいいです。
ちょっとした小技
うまく表示されましたか?
データが破損してたりエラーで開けなかったりした場合は
諦めてバックアップから復旧してください。
「もう一度やり直したいなぁ…でもSGBで平面に戻すのは手間が…」
というときは、マップファイルを読み込んでから11の[初期化]ボタンを
押してみましょう。
マップ全体が高さ1になり、左上の地形で埋め尽くされます。
[表示を更新]ボタンは押すたびにマップ画像が作り直されるので、
気に入った散布状況になるまで何度でも押してみてください。
マップ画像が気に入ったら10の[上書き保存]ボタンを押すのですが、
その名の通り”Map_***.sgr”ファイルは上書きされてしまいます。
一応、このソフトでもバックアップは作成されますが、完璧であるという
保証はできません。
自身でも必ずバックアップは取っておいてくださいね。
では、作成したマップをSGBで開いてみましょう。
4の[開く]ボタンで、道路と川を作成するための画像を
読み込むことができます。こちらも自動で白黒に変換されます。
ただし、色は3階調となります。
・黒 (0~33%) = なし
・灰 (33~66%) = 川
・白 (66~100%) = 道路
道路の地形はX0 , Y1のものが、川の地形はX1 , Y1のものが
使用されます。
道路・川を取り消したい場合は4の[開く]ボタンの左にある
[x]ボタンを押してください。
どちらか片方だけ消したい場合は8の右端にある”道”・”川”の
地形番号部分をダブルクリックして”x”にしてから[表示を更新]ボタンを
押しましょう。
白黒画像はマップサイズに合わせて内部的に拡大・縮小されますが、
デフォルトでは色数が変わらないように処理が行われます。
6の[画像リサイズ時に補間処理を行う]のチェックをオンにすると、
拡大・縮小時に色の境界部分がなだらかになるように補間処理が
行われます。
通常はオフの方が綺麗に仕上がりますが、マップの高度を細かく
指定している場合はオンにした方が良い結果が得られることもあります。
3の[輝度レベルを自動調整する]のチェックをオフにすると、
この計算が行われなくなります。
・マップ上で一番低い部分=画像の明るさが0%
・マップ上で一番高い部分=画像の明るさが100%
SgbMapMaker.exeを起動して、1の[開く]ボタンを押し、
SGBのプロジェクトフォルダの中にある”Map_***.sgr”という
ファイルを開きます。
次に2の[開く]ボタンを押して、高さに使いたい画像ファイルを
選んでください。
PNG、JPEG、GIF、TIFF、BMPに対応しています。
どんな画像を選んでも、自動的に白黒に変換されます。
明るい(白い)ほど高く、暗い(黒い)ほど低くなりますが、
高低を逆にしたいなら5の[高低を逆にする]のチェックをオンに
してください。すると白黒が反転して明るいほど低く、暗いほど高く
変換されるようになります。
画面下部の中央に白黒画像と、その左にカラフルなマップ画像が
表示されていますね?
マップ画像の色はあくまでもこのソフト上で高低を識別しやすくするために
着色しているだけで、実際の地形の色とは関係ありません。
もしこの色が見辛い場合は7に並んでいるカラーパレットを
ダブルクリックしてみてください。好きな色に変更することができます。
色を選択したら9の[表示を更新]ボタンを押すとマップ画像に
反映されます。
8にはSGBで高さを設定した地形の番号が並んでいます。
上にある番号ほど先に見つかった地形で、上にあるほど高確率で
散布されます。
逆に一番下の段にある地形はほんの少ししか散布されません。
もし「やっぱりこの地形はいらないな」と思ったら、8の地形の番号の
部分をダブルクリックすると表示が”x”に変わり、その地形は
使われなくなります。
もう一度ダブルクリックするとその地形はまた使われるようになります。
切り替えたら[表示を更新]ボタンを押すとマップに反映されます。
通常はマップに設定された高さと画像の明暗は自動的に
フィットするように計算されます。
・マップ上で一番低い部分=画像で一番暗い部分
・マップ上で一番高い部分=画像で一番明るい部分
マップの左上の方に、使いたい高さの数だけ地形を並べましょう。
同じ高さで最大4種類まで異なる地形を設定することができます。
地形はどこに置いても大丈夫ですが、マップ左上から右方向に
スキャンされるのでこの画像のように横に並べた方がわかりやすいです。
高さは一つずつ設定する必要はありません。
使わない高さは飛ばしちゃってください。
上から2段目の左端の地形は道路に、その隣は川に使用されます。
道路・川を作らない場合はここの指定は不要です。
使う地形が決まったら保存してSGBを終了しましょう。
まずはSGBでマップを作りましょう。広さは自由です。
正方形じゃなくても大丈夫。縦長や横長でも問題ありません。
どうやって使うの?
ダウンロード
Windows 10 Pro (1607) x64で動作確認しています。
.NET Framework 4.6.1 Runtimeが必要です。
このソフトを使ったことによるいかなる損害にも補償はできませんので、
自己責任において使用してください。
・バージョン 0.8.1.2 (2018/7/3)
・2019/12/14
SGB 1.12.1.5でも使用できることを確認しました。
SGBのマップ制作をちょっとだけお手伝いしてくれるソフトウェアです。
ざっくりいうと、任意の画像の輝度(明るさ)を使ってマップの高低を
自動的に生成してくれます。
これは何?
SGB Map Maker